(5/16 19:00 一部追記修正)
深夜3時。Discordの通話中にそんな質問がふと蜂飼に来ました。
…………というかそもそも翌日仕事なのにそんな時間まで起きてるんじゃないよ。
寝坊しました。どうも蜂飼(はちかい)です。
多分これを聞いた相手は聞いたことを覚えていないのですが、なんか真面目に考えたら楽しくなってきちゃったのと、
この話の続きを楽しくできる相手がいないのでブログ復帰練習がてらこの話題で書いてみようと思います。
なおこれはあくまで
・蜂飼個人が楽しむためにやる
・イベントとかではない、ただのプライベートの卓
・でも書き起こしたら面白いリプレイになる位の卓
……みたいな想定で考えているので、「大衆に対して面白いイベントを打ちたい時は?」「面白い野良卓をやるには?」「見知らぬ人と卓をやる時は?」だったら全然違う回答になります。
それらは僕なりの回答があるけど今回のメインではないのでさておき。
■「面白い」という感想を持ってもらうには
この質問に答えるにあたって真っ先に考える必要があった事です。
そもそもTRPGって基本的には1人だと遊べないんですよね。
しかもこの質問内容だと「誰と遊ぶ?」という事なので「GMレスソロプレイします」と逃げることもできない。
さて、TRPGに限った話では無いですが、体験やイベント物というのはいくつかの要素が組み合わさって最終的な感情や感想が決定する……と僕は思っております。例を上げるなら下記のような感じ。
1.イベント内容はどうだったか
2.同行者はどうだったか
3.その他外的要素はあるか
順に説明します。
1.イベント内容はどうだったか
面白いシナリオだったか、自分の好みに合う内容だったか、「面白さ」に見合った体験ができたか……などですね。
・面白いシナリオだったか/自分の好みに合う内容だったか
→グロが苦手なのにグロ要素があった、暴力的なシーンが過激だった、など自分の「苦手」に引っかかることなくちゃんと楽しむ事ができたか。また、内容は自分が好きになれるジャンルのものであったか。
・「面白さ」に見合った体験ができたか
→シナリオの面白さが理解できたか。そのシナリオに対してプラスの感情が持てたか。
これらを総合的に見て、そもそもそのイベントを自分自身が面白いと思えたか、という観点です。
2.同行者はどうだったか
あんまり重要視されないこともあるのですが、特に体験系のイベントは1人では成立しない物なので、
必ずどこかで「人間」が関わるんですよね。これが結構馬鹿にならない影響力がありまして。
これは自分の経験談なのですが、昔富士急アイランドに行ったときに「FUJIYAMA」に2回ほど乗りました。余談ですが僕は割と絶叫マシーンジャンキーです。
一回目は後ろに乗っていたお兄さんが声の大きい方でして、「嫌だ怖い!」「死ぬ死ぬ!!」と叫びながら乗られてたんですね。大変不謹慎ながら、「そのお兄さんが面白かった」という感想になっています。
そして二回目。お兄さんは当然のごとくいないのですが、乗った方々が全体的に静かな感じでして。
「ジェットコースターは同じだからもちろん面白かった。ただ、一回目のお兄さんが面白かったからあれを超えて"面白かった"とはならなかったなぁ……」
となったんです。
また(どれの何かは伏せますが)、昔とあるコンテンツに参加した際、一緒にいた方(僕の同行者ではなく、別グループの方なのですが)がこの先の展開を全部話しちゃったんですね。
……そのコンテンツはどちらかと言うとドッキリ系で、どうやらその類が苦手な同行者の為に説明してあげていたようでしたが、驚き度合いがだいぶ減衰してしまい、そのコンテンツで一番楽しいところが上手く体験できず、感想としては微妙な落としどころになってしまいました。
そういった、自分とは違う「誰か」、しかも同行しているグループとかではなくその外の、
本当に赤の他人によって楽しさとは変わってしまう事があります。怖いね。
身内の、本当に少人数で何かするなら、個人的にはあまり外的要素が絡まない物の方がそういった事故率は低くなるので良いんじゃないかと思っている派です。
とはいえ大人数コンテンツには別の楽しさがあるので、これに関しては状況によって諸説あります。
…………というかそういう人たちをたくさん集めて「楽しかった!」を頂くのが僕の仕事なんですけどね!
閑話休題。
3.その他外的要素はあるか
その他、イベントには関係ない思い出。イベントと一緒にその日の思い出を丸ごと思い出す時、それは出来る限りいい思い出にしておいた方がいいよというお話でもあるのですが。
「ご飯が美味しかった」「夜景綺麗だった」とかのプラスの思い出も作れますが、人間は結構マイナスの方が覚えやすいものでして。
・電車が遅延してひどい目に遭った
・天気が悪化してしまい大変な目に遭った
など、誰も悪くはないけどただ運が悪かった………みたいな。そういった観点です。
ただこれに関しては本当に結構感じ方が違うので(不運に遭おうが別に関係ないというメンタル強者もいますからね)
あまり具体的な基準点は出せないですが。
これら3つの要素を考えつつ、ではTRPGでは1に関しては面白いシナリオ書こうぜ僕、2はお互いに気心が知れている人たちで固める事で、3はオンセとかにすることで極力そういった事故を防ごうとして……?
みたいなことを考えていたのですが、質問の主は離席から帰ってきた途端全然違う話を始めたので具体的な回答としてはお流れになりましたとさ。
なんてオチだ。
Comments